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  • 執筆者の写真北畠整骨院 院長 魚谷

膝に水が溜まる理由

こんにちは!膝のお悩みならおまかせ!住吉区帝塚山の北畠整骨院院長 魚谷です。 膝の痛み、ずっと気になるし、生活するうえで絶えずストレスになりますよね。 膝の内側が痛いというのは、よく聞く話です。中には、膝が腫れて熱感を持ち、夜寝ることができないほど、膝が痛い患者様もいらっしゃると思います。膝の水が溜まるのは癖になる、という話もあります。

最初にハッキリといっておきますが、膝はよくなります。膝の水を消す方法はあります。 膝が腫れている方、膝に水が溜まっている方、安心してください。 ただし、正しい方法、手順を踏まなければなりません。やるべきリハビリテーションの手順、方法があるといことです。 》リハビリテーションは脳トレが大事 についてのブログはこちら  治していく方法、理由を解決するには、膝が痛くなる原因を知らなけれなりません。 原因を知りそのメカニズムを知れば、痛みを取り除くことができることと思います。 では、まず膝が痛くなる原因、そして膝に水が溜まる原因をみていきましょう!

変形性膝関節症

テレビCMや雑誌でよく見かける症状ですね。サプリメントで補修するところです。コンドロイチンは、一度は耳にしたことがあるはずです。

膝関節では滑らかな軟骨が骨の表面を覆っています。加齢や無理な運動のために膝関節の軟骨がすり減ることで、炎症や骨自体の変形が生じて痛みや腫れが起こり、膝関節の機能の低下を招く病気です。

クッションの役割を果たしている関節軟骨がすり減り、関節の間隔が狭くなります。また、関節の内側を覆う薄い膜である滑膜の炎症により、痛みや腫れによる滑膜炎が起こります。 り関節軟骨はすり減り、軟骨の土台の骨である軟骨下骨が直接ぶつかるため、痛みが増します。また、骨棘ができることで、膝関節に変形が生じます。

膝蓋大腿関節症

こちらの上記症状の名前は、あまり聞かないですよね。お皿、膝蓋骨と大腿骨から構成される膝蓋大腿関節もリハビリテーションを行う上では、非常に重要です。 膝蓋骨の表面には、、分厚い軟骨が付着していますが、軟骨が擦れていくと膝蓋骨の動きの可動域が低下し、上下左右どれかに偏ることになります。また、膝蓋骨を動かした時にゴリゴリとした摩擦音が鳴るようになります。

膝の関節包は,膝蓋大腿関節まで含み包んでいます。そのため膝蓋骨の軟骨が剥離した場合も滑膜を刺激します。 そうすると、膝関節に腫脹、炎症、熱感、が生じることになり、その状態を膝蓋大腿関節症といいます。 水が溜まる理由

炎症はもともと組織を修復するための反応です。 膝の場合は削れすり減った部分の軟骨を修復するために起きるのですが、炎症が起こる過程で、関節周囲が腫れたり、痛んだりします。 また、関節は関節包に包まれた袋になっています。この袋の中に常に数ccの関節液があり、軟骨に栄養や酸素を与えています。 関節の中で炎症がおきると、軟骨修復のために、この関節液が増えます。打撲したところが腫れるのと同じ理屈です。 実は、この増えた関節液がいわゆる「膝の水」というわけです。つまり「膝の水」は炎症の結果です。 また、膝の痛みも炎症の結果といえます。軟骨や骨には神経が通ってないので、軟骨が削れたから痛いのではなく、炎症が起きることで痛みが出てくるのです。

大きく2つの症状を上げました。 医学的で少し難しい話をしてきましたが、ざっとこういう症状だと把握していただければ良いです。簡単にいうと、軟骨がすり減る、骨と骨とがぶつかる、そこで摩擦が起こる、よって、熱、炎症が起こるということだけです。

ただ、それだけの話です。

では、なぜ軟骨がすり減るのか、摩擦が起きるのかを考えていきましょう。

病院の整形外科の先生が、患者さんによく言う答えは、加齢と筋力低下です。加齢による筋力低下により、膝が自身の体重を支えられない。運動に対して筋力が足りない。だから、筋力トレーニングをしなさいというものです。 上記のことは、正しいことは,正しいです。しかし、答えとしては、雑だと私は思います 。ます運動する機会、時間がない人も現代では多いし、ましてや高齢者になると筋力トレーニングをしてもなかなか筋力がつきません。 膝関節は構造上、人体の中でも最も複雑な関節のひとつです。膝関節は機能的には蝶番関節、前後に曲がる関節になりますが、構造的には顆状関節になります。顆状関節とは、前後だけでなく内旋・外旋も含める関節となります。非常に荷重負担がかかりやすいので、トレーニングのフォームが重要になります。 》筋肉をつけようは魔法の言葉か? についてのブログはこちら 治すためには

私は日常生活を通じて治していくべきだと思います。 日常生活というのは、立つ、座る、歩く、この3つの動作で、ほぼ出来上がっています。

正しく立つというのは、医学的に、耳垂、肩関節の前方、股関節の外側、膝関節の中心のやや前方(膝蓋骨後面)、外のくるぶしのやや前、この点を繋いだ線を通る重心線が基本的立位姿勢の理想的なアライメントです。

医学的正しい姿勢が確定しているにもかかわらず、正しい姿勢は、本によって書いている、また写真が異なります。この点が通れば正しいと思っている方が多く、胸を張り、腰を反るのが良い姿勢だと思っている方が多いです。特に女性は、その傾向が強いです。また、高齢者も猫背になりなくないという一心から、間違った姿勢をとることが多いです。 人間の姿勢は、首から腰までの骨は、適度なS字カーブを描いています。

良い姿勢というのは、S字カーブを軸とし上半身が骨盤の上に自然に乗り、スームズに立ったり歩いたり座ったり、日常生活ができる状態です。 多くの人は、間違った知識と先入観によって、姿勢をとっています。これを改めねば、リハビリテーションに繋がりません。本当のリハビリテーションというのは、運動と、間違った知識、先入観を変化させる、頭の、脳のトレーニングが同時並行しなければなりません。これが何よりも重要で、機能回復の最重要課題であります。どちらか片一方になると治療回復のペースが落ちてしまい、十分な効果が得られません。

正しい姿勢をとることによって、両膝に均等に荷重がかかり、膝に対する負担が減ります。人間は、心臓と胸部大動脈が左側にあるため、右に曲がる傾向にあります。脳の観点からしても、右利きの方が多いので、右に曲がる傾向が強まります。まっすぐ左右対称な人はまずいません。

一人ひとり癖があり、その人を直接見なければ、問題点はわかりません。残念ながらみんなに当てはまる答えというものはありません。 》正しい姿勢 についてのブログはこちら 歩き方

運動学的には、歩行周期として細分化されて研究されていいるが、ここでその歩行の周期性を話しても、膝の痛みとはそこまで関連しないので、置いておくことにする。上半身は、歩き方に密接に関係を持つが、そこまで言及すると、かなり高度な内容となり、この部分は、また別のトピックスで記載しようと考えています。 最も重要なのは、構造力学上の問題です。 脚を正面からみて、股関節骨頭から直線に重心線を引き、膝蓋骨下部を通り、第1趾関節と第2趾関節の間を通る線です。 歩行の解説によっては、第1趾(足の親指)の付け根を通るというものがあるが、私がその歩行をすると第1趾の付け根が痛くなる。第1趾と第2趾の間を通るものなら、力が分散し歩行もスムーズになります。 足裏の通る線は、踵から着地し、その時足裏は完全にフラットな状態とし、踵の着点から足裏全体を万遍なく使い、第1趾と第2趾の間を通る線がよいです。

立ち方座り方

立ち方座り方も、立つ姿勢と歩く時との同じ重心線を通ることとなります。 立ち上がるためには、できるだけ楽に行うため、最初に膝を曲げ、あるいはお尻を前にずらして、重心線を構造力学上力がはいる線に持っていきます。その後、おじぎをしながら重心を前方に移動させ、お尻を浮かせます。おじぎをした際に、重心が前方に移動し過ぎ体のバランスを崩さないようコントロールする必要があります。 お尻を浮かせ、バランスがとれた状態で上体を起こしながら、足の力を利用して重心を上方に移動させます。安定した立位姿勢をとります。

間違った立ち方「立ち上がる=上にあがる」というイメージが強く、頭を上に上げようとします。その結果、踵に重心が偏りすぎてバランスを崩しやすくなります。 その際、脚全体に不安定になり膝に過度な荷重がかかり痛める要因となります。 1日に何回も同じ動作をすることとなるので、負担は大きいです

座り方

立ち方の逆回しで同じ動作となります。おじぎをしながら、重心を前方に移動させ、おしりを浮かせた状態にし、静かにおしりをイスに着地させます。この際、膝を捻じらないよう注意する必要があります。 また、老若男女問わず、イスにドン!っと一気にすわる方も多いですが、その動作は、脊椎を圧迫する危険及び腰を痛める要因となりますので、避けるのが賢明です。 》イスの正しい立ち方・坐り方 についてのブログはこちら では、今日はこのあたりで!姿勢を変えて、カラダを楽にしよう!! にほんブログ村はこちら

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