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執筆者の写真北畠整骨院 院長 魚谷

筋肉をつけようは魔法の言葉か!?


こんにちは!膝のお悩みならおまかせ!住吉区帝塚山の北畠整骨院院長 魚谷です。 整形外科に行くと、水戸黄門が相手をひれ伏すために印籠出すみたいに、「加齢です」「筋肉をつけましょう」と言われたことがないですか? その際、よく、たとえ話にでるのは、千代の富士の話です。写真を見てください。左肩です。千代の富士は、左肩に脱臼癖がありました。そこで、筋肉をつけることによって、左肩が抜けることを防いだ、という話です。しかし、千代の富士の筋肉トレーニングは、一日に腕立て伏せを千回するトレーニングを毎日行うというものでした。 果たして、患者さんにそこまでではないにしろ、筋肉トレーングをして筋肉をつけることは難しいです。ましてや高齢者ならなおさらです。

まず筋肉のつき方のメカニズムを見てみましょう。

筋肉がつくとは、筋繊維が強く太くなることをいいます。筋繊維が増えるわけではありません。逆に筋肉が落ちるというのは、筋繊維が細くなるということです。 筋繊維は非常に細くできていて、軽く動かしただけでもすぐに傷つき切れてしまいます。切れた筋繊維はたんぱく質などによってすぐに補修されます。切れる・補修するというはたらきを繰り返すとだんだん強い筋繊維が作られ、切れにくくなっていきます。これをさらに繰り返すと筋繊維が太くなり、「筋肉がつく」という状態になります。

ちなみに、筋肉痛が起きるのは、以前まで、疲れを感じさせる物質である乳酸によるものと考えられていました。最近の研究では、運動によって筋肉や関節などが傷つき、傷ついた部分を再生するために炎症がおきていることが原因と考えられています。

つまり、「切れる・補修」を体にさせるということは、それなりに体に負荷をかけ筋肉トレーニングを、続けなければならないということです。若い人ならともかく、高齢者は難しいと思います。

では、どうすればよいか?ですね。(決して筋肉トレーニングが悪いということではないので悪しからず) 例えば、筋肉トレーニングで10%筋肉つけようと思えば、時間とかなりの量のトレーニングしなければなりません。しかし、体の使い方を変えて、働く筋肉量を増やすことができれば、時間はかかるかもしれませんが、日常生活の上で体を変化させ、トレーニングの必要がなく、10%の働く筋肉を作ることができます。 そのためには、姿勢を変えること。日常生活の動作を変えていくことです。いつも、言っていることですが、答えはそれしかないです。

では、今日はこのあたりで!姿勢を変えて、カラダを楽にしよう!!

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